真珠の核入れが4月21日(大安)に始まりました。大切な仕事なので、昔から縁起のいい日を選んで始めます。アコヤ貝の中に真珠の元となる核を挿入するこの作業は、真珠の良し悪しを決める最も重要な作業です。1ミリの誤差も許されません。外科手術のように神経を集中するので、いつもの和気あいあいな雰囲気から一転、ピンと張りつめた空気になります。7月中旬まで毎日この仕事が続きます。