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真珠ニュース
2019.07.2

越物真珠の貝掃除

核入れはまだまだ続いていますが、一休みして貝の掃除をしています。
今回、掃除しているのは2年物の真珠で「越物(こしもの)真珠」と言われているアコヤ貝です。
核入れは主に春先にするのですが、翌年1月頃の1年目で真珠になる貝もあれば、2年かかってやっと真珠になる貝もあります。貝も人と同じで個体差があります。
1年目で取り出す真珠を「当年物」と言い、2年目に取り出す真珠はもうひと冬越すので越物と言います。今回はこの「越物真珠」を掃除しています。
2年間養殖するとそれだけいい真珠ができるのですが、リスクも大きく途中で死んでしまったり、巻き過ぎて変形してしまったりと、当年物に比べて商品真珠になる確率はぐっと下がってしまいます。
ただ、とてもきれいな真珠になるので、このように丁寧に掃除を続けています。
今年はいつものカサネカンザシ、フジツボ、カラス貝に加えて、カキが大量に付着していて除去も大変でした!
きれいになった真珠は新しいネットに並べて、また海へ戻します。
これから暑い夏を乗りきって成長して、いい真珠になることを願っています。