春に核入れしたアコヤ貝。たった1、2ヶ月で貝の周りは寄生虫でいっぱいになります。栄養豊富な海ほど寄生虫も多くなります。アコヤ貝の成長のため、またまた手作業で汚れを落とします。前回はハンドクリーナーという手で持つ機械を紹介しましたが、今回は”グラインダー”というマシンを紹介します。高速で回転する鋼の付いた円盤に、アコヤ貝を当て汚れを落とす機械です。適切な角度で素早く当てないと貝を傷つけるので、慣れて上手に使いこなすまでには数年かかります。こうしてきれいになったアコヤ貝は再び海へ。7月の赤潮で何割かのアコヤ貝は死んでしまいました。頑張って残ったアコヤ貝、早く元気になって、今年もいい真珠つくってください!
まだまだ続く・・・真珠貝のそうじ
今日はアコヤ貝の入っているカゴの中が、今までで一番汚れていました。
真珠を作るアコヤ貝の他に、いったい何種類の生き物が入っているでしょうか??
それらを紹介します。
①フジツボ:ピンク色
②カサネカンザシ:白い棒状で中にミミズみたいな生物が住んでいます
③カラス貝:まだ黒い粒粒ですがこれから大きくなります
④平らなカキ:アコヤ貝の色とほぼ同じで手ごわい
⑤ゴカイ:魚のえさで有名
⑥ホヤのような生物:掃除していると汁を飛ばします
⑦半透明でよくわからない生物:気持ち悪い、などなど。
これら全てがアコヤ貝の餌となる栄養素を奪い、成長を妨げます。高速回転するハンドクリーナーを使い手作業できれいにしてあげて、ようやく右の写真のようになりました!
来週からは核入れも始まります。貝そうじは、もうひと踏ん張り、がんばります!!!
真珠貝のそうじ
波一つない、真珠養殖の作業をするには最高の天気です。
4月中旬からの真珠の核入れ作業に備えて、
アコヤ貝のそうじをします。
核入れ前のアコヤ貝を昨年末からカゴの中で休ませていましたが、
たった数カ月でフジツボやカサネカンザシなどがついてしまいます。
これらは貝の表面に寄生し、成長を妨げます。
ハンドクリーナーという機械を使って、
ひとつひとつ丁寧に手作業で汚れを落としていきます。
身軽になった貝は、すぐに元気を取り戻します。
2時間ほどの作業で、死んだアコヤ貝がコンテナいっぱいになります。
養殖を1年間続けると、最終的に生き残る貝は半分ほど。
さらにそのうち、きれいな真珠ができるのは約10%。
真珠をつくるのも、なかなか大変です。
あと10日。
頑張って全部の真珠貝をそうじます!!!