毎日、暑い日が続きますが、佐藤真珠ではひたすら貝の掃除です。
週末には埼玉の
沃土会yokudokai.com
から矢内さんが研修に来てくれました。
本来は、みかん生産者団体の研修だったのですが、佐藤真珠が忙しいということで
半ば強引にうちにも来てもらいました。
家業が農家の矢内くんは、海の仕事は初めて。
慣れない作業でしたが、カサネカンザシやフジツボで汚れたアコヤ貝を
一生懸命に掃除してもらいました。
ありがとう!
また、来年も来てね。
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真珠の「たま」入れ
5月は真珠の養殖期間中、一番と言っていいほど忙しい月です。世間ではゴールデンウイークもあったようですが、佐藤真珠では通常通りの作業でした。この時期は真珠の素になる核をアコヤ貝に入れる作業の真っ最中で、生産者の中ではこれを「たま」入れと言っています。何か楽しそうな呼び名ですが、実際はメスや器具などを使う外科手術のような作業で神経を使います。朝5時から準備をして夕方まで、毎日この作業の繰り返しです。中に入れる核は、アメリカや中国に生息する大きな貝「ドブガイ」の貝殻を丸くしたもの。それと同時に他のアコヤ貝の外套膜を1ミリほどに切った細胞を入れることで真珠が作られていきます。真珠の良し悪しを左右する重要な作業「たま」入れは7月頃まで続きます。きれいに並んだ手術待ちのアコヤ貝。挿している栓の色は緑と黒でバラバラですが特に意味はありません。