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お知らせ
2023.01.6

青のり事業を公開しました

2020年から開始した「青のり」の陸上栽培事業の内容を公開いたしました。
https://sato-shinju.com/aonori

愛媛県における真珠母貝の大量へい死、次の母貝の状態も不透明な状況の中で、代々受け継いできた真珠産業を維持する為の取り組みにも繋がっています。

さらに商品化にあたりスジアオノリをより身近に感じてもらえるように、名称から製品パッケージまでこだわりました。

 

「真 青のり粉」の「真」には、3つの想いを込めました。
真 心:佐藤真珠が大切に育てています。
真正直:スジアオノリのみを使用しています。
真 剣:安心・安全に食べて欲しいから、エビ・カニが混入しない(アレルゲンフリー)製造加工方法を採用。

 

パッケージは真珠をイメージした輪のオブジェクトでコンセプトの「真」を囲んでいます。
「波」と「放射線」のデザインで、明浜の海水と太陽も表現しています。

製品の詳細や購入はぜひ専用ページをご覧ください。

 

真珠ニュース
2019.07.2

越物真珠の貝掃除

核入れはまだまだ続いていますが、一休みして貝の掃除をしています。
今回、掃除しているのは2年物の真珠で「越物(こしもの)真珠」と言われているアコヤ貝です。
核入れは主に春先にするのですが、翌年1月頃の1年目で真珠になる貝もあれば、2年かかってやっと真珠になる貝もあります。貝も人と同じで個体差があります。
1年目で取り出す真珠を「当年物」と言い、2年目に取り出す真珠はもうひと冬越すので越物と言います。今回はこの「越物真珠」を掃除しています。
2年間養殖するとそれだけいい真珠ができるのですが、リスクも大きく途中で死んでしまったり、巻き過ぎて変形してしまったりと、当年物に比べて商品真珠になる確率はぐっと下がってしまいます。
ただ、とてもきれいな真珠になるので、このように丁寧に掃除を続けています。
今年はいつものカサネカンザシ、フジツボ、カラス貝に加えて、カキが大量に付着していて除去も大変でした!
きれいになった真珠は新しいネットに並べて、また海へ戻します。
これから暑い夏を乗りきって成長して、いい真珠になることを願っています。

真珠ニュース
2019.06.2

春の核入れ最盛期

佐藤真珠では、4月から始まった春の核入れの最盛期を迎えています。
今年は例年より海水温が上がらず、試行錯誤の作業が続いています。
また、今年は雨が少ない年です。
真珠養殖場のあるリアス式海岸のような地形では、
山から海へ流れ出る水が少ないと、アコヤ貝のエサになる植物性プランクトンも増えなくなる傾向にあります。
自然相手の仕事は難しいです。
本日は恵みの雨。
もうすぐ梅雨入りということで、これから徐々に海の栄養が豊かになってくるのを期待しています。