3月に人工採苗された稚貝は10ヶ月後には5~6匁に成長します。


ちょうちんと呼ばれるザックリとした網のかごの中で育ちます。


養殖期間中たくさんの種類の汚れを1つ1つていねいにとり除きます。


きれいになった母貝はネットにならべられ、沖合いの漁場で育ちます。


母貝生産者より受け取ったアコヤ貝


翌年の核入れに向けて生理状態を調整するためにかごに詰められ波静かな内湾のイカダで5月の核入れを静かに待ちます。


麻酔のかかった様な状態になった母貝に慎重に核を抱かせます。


同じアコヤ貝の外套膜から取った肉片(ピース)も核と一緒に入れます。


気を集中して!


核入れと養生を終えた貝は、外海の活力のあるフロートイカダに吊り下げます。


沖合いのフロート筏ではウォッシャ-船による貝掃除をします。


ウォッシャ-では取れないフジツボなどの硬い汚れは作業場に持ち帰ります。


ハンドクリーナーと呼ばれる道具で1個1個ていねいに汚れを取り除きます。


水温が充分下がり真珠層のキメが細かくなり照りも出てくるのを確認して浜揚げです


この位置からはじけて出てくる珠は、花珠の出現率が高い。


肉砕機と呼ばれるミキサーで珠を分離させる。


珠の入った肉と食用の貝柱に分けていきます。この貝柱がまた”絶品”オイシイ!


取り出されたままの真珠


真珠の表面の汚れなどをきれいに洗い落とします


珠の色合いだけでもさまざま。


形も個性的で魅力たっぷり。


細かくチェックをうけた珠は用途に応じて加工されます。