佐藤真珠ではワカメを植えて海をきれいにする活動を行っています。海中の窒素やリンを取り込みながら成長するワカメは海をきれいにします。この活動を続けて、緑豊かな海を目指しています。

20101119

ワカメの植え付け体験~緑豊かな海を目指して~

地元の狩江小学校の全校生徒(といっても38名ですが)を招いてワカメの植え付け体験を行いました。昨年より佐藤真珠と網元祇園丸が共同でワカメ栽培を始めています。埋め立てなどの影響もあり、昔とは環境が変わっている明浜の「海の緑化」が目的です。ワカメは食べられるほか、水質浄化や生物の多様化にも一役買っています。そのことを子どもたちにも知って欲しいと今回の企画を考えました。

作業は簡単です。短いワカメの種の付いたひもをはさみで3センチ程度に切り、100メートルのロープに約40センチ間隔で挟み込むだけ。今年は小学生にも作業し易いように、柔らかいワカメ養殖専用のロープを購入。最初ははしゃいでいた児童も真剣な顔つきになり、約1時間で100メートルロープ4本の種付けが完了しました。このワカメ、来年2月には1㍍超に成長する予定で、小学生を招いて収穫、試食を予定しています。ワカメの生長と合わせて子どもたちの成長も楽しみです。

※この活動は地元の新聞でも取り上げられました。


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ワカメの収穫体験・試食会

ワカメの収穫を行いました。11月に地元の狩江小学校の生徒と植え付けをしたので、今回の収穫も小学生を招いて行いました。大きいもので2メートル近くにも成長したワカメに最初はびっくりして恐る恐る刈り取っていた生徒たちでしたが、慣れてくると我先にとワカメを取り合い、持参したレジ袋はすぐに満杯。
取れたてのワカメをその場で味わってもらおうと、大鍋いっぱいのワカメスープを用意したのですが、すぐに空になるほどの盛況ぶりでした。ワカメ本来の姿を見るのは初めての生徒が多く、ワカメが葉と茎とメガブに分かれていること、元は茶色で茹でると緑色になることなど勉強になったようです。

ワカメは海中のリンや窒素を取り込みながら成長し海水をきれいにします。子どもらにも一応説明したのですが、刈ること食べることに夢中のわんぱく坊主らには少し難しかったようです。来年また説明します!この取り組みを毎年続け、子どもらと一緒に緑いっぱいできれいな明浜の海をつくっていきたいです。

 

地元漁協と協力して、廃油から石けんを作り使用を推進する活動を続けています。明浜町では下水道が完備されていません。そのため、家庭で使用した水は全て海に流れてしまいます。環境負荷を抑えるため、化学合成洗剤の使用をやめて廃油石けんに切り替える運動を進めています。また、廃油石けんでも汚れが落ち易い、手作りアクリルたわしの生産と普及にも努めています。佐藤真珠では、作業場での手洗い場、台所等の設備では、全てを廃油石けんに切り替え使用しています。