佐藤真珠ではワカメを植えて海をきれいにする活動を行っています。海中の窒素やリンを取り込みながら成長するワカメは海をきれいにします。この活動を続けて、緑豊かな海を目指しています。
活動報告
ワカメの植え付け体験~緑豊かな海を目指して~
地元の狩江小学校の全校生徒(といっても38名ですが)を招いてワカメの植え付け体験を行いました。昨年より佐藤真珠と網元祇園丸が共同でワカメ栽培を始めています。埋め立てなどの影響もあり、昔とは環境が変わっている明浜の「海の緑化」が目的です。ワカメは食べられるほか、水質浄化や生物の多様化にも一役買っています。そのことを子どもたちにも知って欲しいと今回の企画を考えました。
作業は簡単です。短いワカメの種の付いたひもをはさみで3センチ程度に切り、100メートルのロープに約40センチ間隔で挟み込むだけ。今年は小学生にも作業し易いように、柔らかいワカメ養殖専用のロープを購入。最初ははしゃいでいた児童も真剣な顔つきになり、約1時間で100メートルロープ4本の種付けが完了しました。このワカメ、来年2月には1㍍超に成長する予定で、小学生を招いて収穫、試食を予定しています。ワカメの生長と合わせて子どもたちの成長も楽しみです。
※この活動は地元の新聞でも取り上げられました。
ワカメの収穫体験・試食会

廃油石けん推進活動
地元漁協と協力して、廃油から石けんを作り使用を推進する活動を続けています。明浜町では下水道が完備されていません。そのため、家庭で使用した水は全て海に流れてしまいます。環境負荷を抑えるため、化学合成洗剤の使用をやめて廃油石けんに切り替える運動を進めています。また、廃油石けんでも汚れが落ち易い、手作りアクリルたわしの生産と普及にも努めています。佐藤真珠では、作業場での手洗い場、台所等の設備では、全てを廃油石けんに切り替え使用しています。