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真珠ニュース
2017.07.9

巨大フジツボ

まだまだ、真珠の珠入れは続いていますが、合間を縫ってにアコヤ貝の掃除も行います。
今回は昨年度に核入れした”越物(こしもの)と呼ばれる貝です。
例年、カラス貝やカサネカンザシなどの寄生虫が付くのですが、
今年の最大勢力は”フジツボ”です。
真っ赤なフジツボがアコヤ貝を覆いつくすように寄生しています。
ここまで大きいのは何年ぶりでしょうか!
1つ1つ手作業でフジツボを落とし、きれいになったアコヤ貝。
これから秋にかけて、より一層きれいな真珠層を作ります。
年末の浜揚げ(貝から真珠を取り出す作業)が楽しみです。
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真珠ニュース
2017.05.13

真珠の「たま」入れ

5月は真珠の養殖期間中、一番と言っていいほど忙しい月です。世間ではゴールデンウイークもあったようですが、佐藤真珠では通常通りの作業でした。この時期は真珠の素になる核をアコヤ貝に入れる作業の真っ最中で、生産者の中ではこれを「たま」入れと言っています。何か楽しそうな呼び名ですが、実際はメスや器具などを使う外科手術のような作業で神経を使います。朝5時から準備をして夕方まで、毎日この作業の繰り返しです。中に入れる核は、アメリカや中国に生息する大きな貝「ドブガイ」の貝殻を丸くしたもの。それと同時に他のアコヤ貝の外套膜を1ミリほどに切った細胞を入れることで真珠が作られていきます。真珠の良し悪しを左右する重要な作業「たま」入れは7月頃まで続きます。きれいに並んだ手術待ちのアコヤ貝。挿している栓の色は緑と黒でバラバラですが特に意味はありません。
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真珠ニュース
2016.07.17

カサネカンザシ(寄生虫)の襲来

ほんとうに久しぶりの投稿です!すみません。
大変なことに、カサネカンザシ(寄生虫)が大発生しています!
もともとは北アメリカなどに生息する外来種ですが、近年、日本にも定着。ミミズなど環形動物の仲間で、放置するとどんどん成長しアコヤ貝が死んでしまいます。掃除したばかりの貝も、たった数日でこの状態。ネットも黒いカゴも全部が真っ白です!
今年は長雨が続き海のエサの量が多く喜ばしいことですが、それは寄生虫にとっても同じ。佐藤真珠の総力を結集してカサネカンザシと戦います!
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